【8%】ビューゴールドプラスカードのJREポイントの貯まり方を一旦整理しましょう

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JR東日本が発行するビューゴールドプラスカードは、JREポイントをオトクに貯められるクレジットカードとして知られています。年会費11,000円がかかりますが、わずか1か月でほぼ元を取ってしまいました。ただ、その貯まり方は複雑で、公式サイトでも分かりにくい説明をされていますので、ここで一旦整理します。もっとも貯まりやすい決済のしかたは何なのかにも触れましょう。

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JREポイントの貯まり方の公式説明が分かりにくい

ビューゴールドプラスカードは、JR東日本が発行する上位クラスのクレジットカードです。

出典:JR東日本(こちら)

年会費は11,000円です。

ゴールドカードなので、空港ラウンジが使えたりといろいろありますが、そんなものは公式サイトで解説されている通りなので、ここでは割愛。

肝心のJREポイントの貯まり方に関する公式サイトの説明がぐちゃぐちゃで、とにかく分かりにくい。

えきねっとでの貯まり方でも「新幹線では10%」と言いながら、別のページでは「8%」と書かれていたり、「じゃあ新幹線以外は対象外なの?」という疑問に対しては一切答えていない。

これに惑わされて、1年以上「このカードはダメだな」と判断して発行を見送っていましたが、いざ使ってみると、実はかなりの優れものでした。

この記事では、「JREポイントがどうやってたまっていくのか」に一極集中してご説明し、公式情報の補完をいたします。

また、どうやって使って行ったら最もオトクなのか、という点にも着目いたします。

JREポイントの貯まり方は下記の通り

結論をズバリ言ってしまいますと、クレジット決済によるJREポイントの貯まり方は以下の通りとなっております。

ポイントの貯まり方利用する場所
1000円につき80ポイントえきねっとでの予約時発券
モバイルSuica内でのグリーン券の購入
モバイルSuica内でのオトクなきっぷ購入
1000円につき40ポイントモバイルSuica内での定期券購入
1000円につき15ポイントオートチャージ(リンクしたSuicaも含む)
モバイルSuicaへの手動チャージ
1000円につき10ポイント指定席券売機
みどりの窓口
1000円につき5ポイント券売機でのチャージ
一般加盟店

公式サイトでは〇%と書かれていますが、あれは厳密には誤りです。月ごとの、各サービス(同じポイント数のジャンルのもの)の合計金額をもとに、端数を切り捨てて、上記の表の通りに貯まっていきます。

これとは別に、えきねっと上でのポイントや鉄道利用によるポイントが付くので、公式では「新幹線利用で10%」などと案内されています。確かに正しいと言えばそうなのですが、混乱を招くので、一旦ここでは忘れましょう。

1000円につき80ポイント

ビューゴールドプラスカードを使って最もポイントが貯まるレートが「1000円につき80ポイント」です。

この貯まり方をするのは3つあります。

えきねっと発券

JR東日本が推進するインターネット予約サイト「えきねっと」では、2021年のリニューアル以降、予約時に支払いまで完了する「予約時決済」が採用されています。

きっぷを受け取らないチケットレス特急券はもちろん、きっぷを受け取るタイプの紙の乗車券をえきねっとで予約した場合でも、予約時に決済が済んでいるため、指定席券売機では「受け取っているだけ」で、そこで決済は行われていません。

この「えきねっとでの予約時決済」をビューゴールドプラスカードで行うと、その決済額が「1000円につき80ポイント」の対象となります。

公式を見る限りは「新幹線が対象なのか?」と思われがちですが、「在来線の特急列車」でも対象。さらに「オトクなきっぷ(週末パスなど)」や「乗車券のみの購入」も対象です。

つまり、後述の「Suicaで乗車」するよりも、「えきねっとで予約時決済した紙の乗車券を指定席券売機で受け取って乗車」したほうが、オトクです。Suicaで同じ運賃区間を繰り返し乗車した場合は10%返ってくるキャンペーンがあるので、必ずオトクになるとは言い切れませんが、あくまでクレジットカードによるポイントという観点では「えきねっとで予約時決済した紙の乗車券を指定席券売機で受け取って乗車」が最もオトクです。

なお、決済額は毎月の合計金額で判定されますので、1回ごとに端数が捨てられるわけではありません。

また、えきねっとではクレジットカード利用によるポイントとは別に、えきねっと利用によるポイントも貯まるようになっています。例えば、新幹線eチケットの場合は2%、在来線チケットレス特急券の場合は5%貯まります。これらは、クレジットカード利用によるポイントに加えて貯まります。公式サイトで「新幹線は10%」と言っているのは、このことです。

モバイルSuicaでのグリーン券購入

首都圏の普通列車に連結されている普通列車グリーン券は、モバイルSuicaでも購入できます。

これによる決済額は、1000円につき80ポイントの対象になります。

ただでさえ、紙のグリーン券を買うよりも安い水準で設定されているSuicaグリーン券ですが、これをモバイルSuicaから発券するとさらにオトクということになります。

なお、決済額は毎月の合計金額で判定されますので、1回ごとに端数が捨てられるわけではありません。さらに、決済額は1000円につき80ポイントたまる他のサービスと合算されますので、グリーン券の利用額が1000円未満であっても、それがすべて切り捨てられるわけではありません。

モバイルSuicaでのおとくなきっぷ購入

JR東日本では、少しずつ「Suicaへのオトクなきっぷの発売」を始めています。

モバイルSuicaからは、「都区内パス」や「のんびりホリデーSuicaパス」などを購入することが可能で、これを決済した際は1000円につき80ポイントたまることになります。

こちらも同様で、決済額は毎月の合計金額で判定されますので、1回ごとに端数が捨てられるわけではありません。さらに、決済額は1000円につき80ポイントたまる他のサービスと合算されますので、オトクなきっぷの利用額が1000円未満であっても、それがすべて切り捨てられるわけではありません。

1000円につき40ポイント

モバイルSuicaでの定期券購入

モバイルSuicaで定期券を購入すると、1000円につき40ポイントが貯まります。

このレートでの貯まり方をするのはモバイルSuicaでの定期券購入のみなので、その際の1000円未満の端数は切り捨てられることになります。

一方、モバイルSuicaで定期券を購入すると、クレジットカードでのポイントとは別に、鉄道利用のポイントも2%貯まります。

公式サイトで「モバイルSuicaで定期券を購入するとゴールドカードなら6%」と言っているのはこのことです。

1000円につき15ポイント

すべてのオートチャージ

自動改札機を通過する際に指定した金額以下の場合に自動的にチャージするのが「オートチャージ」です。

オートチャージを利用すると、そのカードが何であるかにかかわらず、すべて1000円につき15ポイントの対象となります。

モバイルSuicaでのオートチャージだけでなく、クレジットカード本体へのオートチャージも、クレジットカードとリンクさせた一般の記名式Suicaであっても、すべて1000円につき15ポイントたまります。

モバイルSuicaへのチャージ

また、モバイルSuicaへのチャージ(手動で金額を指定して実行するもの)も、1000円につき15ポイントの対象となります。

街中の買い物でSuicaを利用し、鉄道利用前に追加チャージをしたいとなったときに手動でチャージしても、このレートが適用されます。

【ご注意】
モバイルSuica以外のカードへ券売機等で手動チャージした場合は、1000円につき5ポイントとなり、レートが悪化します。手動チャージでの1000円につき15ポイントのレートは、あくまでモバイルSuicaのみが対象となっています。

1000円につき10ポイント

指定席券売機

えきねっとを使わず、指定席券売機で発券すると、1000円につき10ポイントのレートに下がります。

例えば、えきねっとやモバイルSuicaでは購入できないオトクなきっぷ(青春18きっぷや休日おでかけパスなど)をやむを得ず指定席券売機で発券する場合は、1000円につき10ポイントとなります。

また、えきねっとでは発券できない「東京→上野間の新幹線経由のきっぷ」などは、指定席券売機利用による1000円につき10ポイントが適用されます。

ただし、指定席券売機では「IC残高による決済」を選択することができる場合があります。その際には、あえてクレジットカード決済をせずに、あらかじめ1000円につき15ポイントのレートでオートチャージしておいたSuicaによる「IC残高による決済」をして発券しましょう。

みどりの窓口

さらにやむを得ず、みどりの窓口を利用する場合は、1000円につき10ポイントのレートになります。

極めて複雑な経路を有する乗車券を発券する場合や、乗車変更を伴う場合などは、1000円につき10ポイントになります。

【ご注意】
指定席券売機やみどりの窓口を利用した際のレートは、本来は1000円につき5ポイントです。現在の1000円につき10ポイントというレートは、ビューゴールドプラスカード限定の一時的なポイントアップ措置となっております。

1000円につき5ポイント

Suicaへのチャージ

オートチャージであれば1000円につき15ポイントたまるSuicaチャージであっても、券売機等で手動チャージしてしまうと1000円につき5ポイントまで大幅にレートが低下します。

これは、一般加盟店で利用した際のレートと一致しており、極めてもったいない使い方となりますが、子どものSuicaへのチャージなど、やむを得ない場合は実施することになります。

一般加盟店での利用

一般加盟店での利用は1000円につき5ポイントとなります。

もし、その加盟店においてSuicaが使えるのであれば、1000円につき15ポイントのレートでオートチャージしたSuicaかモバイルSuicaで決済するのがオトクです。

オトクな使い方の一例

普通列車に乗車する場合

もし、普通列車に乗車するのであればSuicaで乗車せず、「えきねっとの予約時決済」で予約した紙の乗車券を利用するのが最もオトクです。

ただし、同じ運賃区間を繰り返し使うのであれば、10回/月以降に10%のポイント還元を受けられるキャンペーンがSuicaでの乗車に対して行われていますので、慎重に判断した方が良いでしょう。

あくまで単発利用であれば「えきねっと」が圧勝です。

在来線特急列車に乗車する場合

在来線特急列車に乗車する場合は、前項による紙の乗車券(繰り返し利用の場合はSuica)に、えきねっとで予約したチケットレス特急券を利用するのが最もオトクです。

これ以外に正解はありません。

新幹線に乗車する場合

新幹線に乗車する場合は、えきねっとで予約した新幹線eチケットを、Suicaに紐づけて利用するのが最もオトクです。

ただし、新幹線前後に在来線を利用する場合は、えきねっとで予約時決済した全区間通しの紙の乗車券」を発券し、これに「えきねっとで予約時決済した紙の新幹線特急券」を付け加える方がオトクな場合もあります。

いずれにしても、えきねっとを使わないといけません。

街で買い物をする場合

街中で買い物をする場合は、1000円につき15ポイントのレートでチャージしたいずれかのSuicaを利用して、Suicaで決済するのが最もオトクです。

Suicaを利用できるお店であるにもかかわらず、クレジットカード決済すると、ポイントが1/3に減ります。

還元率0.5%というのは業界最低水準ですので、Suicaを利用できないお店でクレジットカードを利用するのであれば、その他のクレジットカード(私の場合はJALカードを使っています)で決済することをお勧めします。

ビューゴールドプラスカードは「めちゃめちゃ貯まる」

最後になりましたが、私の「1か月間の自然な利用」で貯まったポイント数をご覧ください。

この月には、家族で北陸方面に旅行に行きましたが、あとは日常の延長の利用でした。旅行や日常生活の際に、「普通のSuicaに手動チャージをしない」とか「こまかいきっぷもえきねっとで買う」とか、今回ご紹介した内容を最大限駆使しただけ。

JR東日本を利用する人にとっては「恐ろしいほどポイントが貯まるカード」です。

ご参考ください。

ではまた。

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